夜勤の仕事は数多くありますが、そのいずれにも共通したメリットがあります。ここでは、それをいくつか紹介していきます。

まず給料が高いことです。これは労働基準法で昼勤者よりも25％増しで給料を支払わなければいけないと定められているからです。
また、気楽に働くことができることもメリットの1つです。夜勤と昼勤とでは職場の雰囲気ががらりと変わります。昼間は顧客も起きているので問い合わせの数が多かったり、訪問などの客先対応をしたり、社内の会議に参加しなければいけないなど忙しいですが、夜勤ではこうしたことはあまり行われません。客先も会社の上司もほとんどいないためです。そのため、精神的にはとてもリラックスして働くことができます。
さらに、残業がないこともメリットとして数えられるでしょう。夜勤は昼勤者が出社してくると交代するのが基本です。夜勤は体力を使うので無理させることができないため、どこの会社でも残業することなくすんなりと交代します。たとえば3交替勤務体制の場合で考えてみましょう。3交替勤務体制の場合は1回の勤務時間はおおよそ8時間です。残業がないため8時間働けば退社できます。慣れるまでは大変でしょうが、慣れれば肉体的に楽になるでしょう。もちろん、2交替勤務体制であれば11時間の労働になりますが、それでも、決まった時間がきたら退社できるのは変わりありません。このように、金銭面はもちろんですが、精神的にも体力的にもメリットがあるのが夜勤です。